ドロップフレーム

24時間って、いったい何フレーム?

29.97Hzの根拠として計算の元になる周波数が4.5MHzと3.57MHzの2種類あるようなので、UNIXの計算プログラムのBCを使って桁数を64ビットで検証してみました。
結果は4.5MHzでも3.57MHzでも計算結果は同じでした。

音声のサブキャリアの4.5MHzから求めると
4.5MHz/286=15734265.73426573426573426573426573426573426573426573
これを525で割ると
/525=29.97002997002997002997002997002997002997002997002997002997

カラーサブキャリアから求めると
315MHz/88=3579545.4545454545454545454545454545454545454545454545
これを227.5で割ると水平同期周波数
/(455/2)=15734.2657342657342657342657342657342657342657342657
これを525で割ると
/525=29.97002997002997002997002997002997002997002997002997002997

タイムコードの30フレームと29.97フレーム

 none drop                   drop
 1sec 30fps                 29.97fps
 1min 30x60=1800            29.97x60=1798.2
 10min 1800x10=18000        1798.2x10=17982 10minで2x9=18間引き
 1hour 1800x60=108000       1798.2x60=107892 1Hで54x2=108間引き (18x6=108)
 1day 108000x24=2592000     107892*24=2589408 108x24=2592間引き
 real 2592000/30=86400sec   2589408/29.97002997=86399.9136sec

実時間との誤差は
86400-86399.9136=-0.0864sec

フレームでの誤差は
0.0864/0.02997002997002997002997002997=-2.882882883フレーム
LTCを時計として使う場合、補正をかけないと約10日で1秒遅れることになります。

ちなみに1年だと
1year 2592000×365=946080000         2589408×365=945133920
real 946080000/30=31536000sec       945133920/29.97002997=31,535,968.46sec
実時間との誤差は31536000-31,535,968.46=-31.54sec
31.54/31536000=0.000001000126839 10の-6乗なので一般的な水晶発振器と同じくらいです。

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